会長挨拶
茨城県透析医災害対策連絡協議会は災害対策を中心として活動する日本透析医会の茨城支部です。本会は2013年11月に前任の会長である山縣邦弘先生が中心となり設立されました。私は2025年4月から会長職引き継ぎました。日頃より会員の皆さまには、県内のみならず他県における災害に対してもご協力・ご尽力いただき深く感謝申し上げます。
本会は、透析医療を担う会員の皆さまが一丸となり、災害時においても患者の安全と安心を最優先に考え、迅速かつ適切な対応を行うことを目的としております。県内での活動の中心は、基幹病院を核とした連携体制の構築と強化にあります。基幹病院は、災害時においても医療資源や情報の集約拠点として重要な役割を果たします。これらの病院と地域の医療機関、行政機関との連携を密にし、情報共有と協力体制を確立することが患者の命を守るための鍵となります。
一方で、万葉の昔より災害が少ない大国とされていた本県も、近年は気候変動の影響もある風水害、規模の大きな地震、予想もしていなかった原子力災害やコロナ禍など、多様で大規模な災害に襲われています。そのため県内だけでなく周辺各県との災害時の医療連携体制の強化は喫緊の課題です。今後は周辺各県と定期的な訓練や情報交換会を通じて、災害時の対応力を高めてまいります。また、最新の医療技術や災害対策の知見を取り入れ、実効性のある対策を推進していきたいと考えております。さらに、透析患者さんやそのご家族にも理解と協力をお願いし、地域全体での防災意識の向上に努めてまいります。
私たちの茨城県透析医災害対策連絡協議会は、単なる情報の共有にとどまらず、互いに支え合い、協力し合うことができる会を目指します。今後も会員の皆さま一人ひとりのご協力の継続を宜しくお願い申し上げます。
令和7年5月
茨城透析医災害対策連絡協議会
会長 海老原 至
役員名簿
会 長 |
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副会長 |
災害基幹病院 代表者 |
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監事 |
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事務局 |
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2025年4月時点